クイズです(正解は文中に隠されています)
甲武信岳の名の由来は、次のA,Bどちらでしょうか?
A 甲斐(山梨)、武州(埼玉)、信州(長野)にまたがっているから、「甲・武・信」をとって
B 甲斐の国と武田信玄から、「甲・武・信」をとって
5月21日(土)4時30分に起床、甲武信岳へ一泊二日で山登りに行く奥様を駅まで車で送る。戻ってすぐに出発、持ち物は、フィルムカメラ、デジタルカメラ、携帯電話に、Tシャツの替えとタオル、そして、大判の時刻表とガサの割にはちょっと重たい。今日は、バイクではなく、私鉄ローカル線の旅ということにし、茨城県の旭村、大洋村、玉里村を回ることにした。予定の電車の時刻表は次の様になっている。
横浜 06:51~07:18 東海道線
東京 07:23~07:34 山手線
日暮里 07:52~09:59 常磐線
水戸 10:18~10:47 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
鹿島旭
旭村 1時間50分
鹿島旭 12:37~12:57 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
大洋
大洋村 2時間12分
大洋 15:09~15:19 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線
新鉾田 15:20~15;40 徒歩
鉾田 16:04~16:44 鹿島鉄道
常陸小川
玉里村 2時間8分
常陸小川 18:52~19:07 鹿島鉄道
石岡 19;15~19:30 常磐線
土浦 19:33~20:42 常磐線
日暮里
横浜6:51発の東海道線に乗り、東京駅で乗換え、7:34日暮里駅に到着、ちょっと待って7:52発の常磐線普通電車で水戸へ向う。今回は特急電車は使わないことににしたので、水戸まで2時間以上かかるが、2階建車両の上階の向かい合わせの席に足を投げ出す。今日は土曜日ということもあって「ガラガラ」、部活の試合にでも行くのか中学生の集団が「ガヤガヤ」、電車がレールのつなぎ目を通過する時の音が「ガタガタ」と、早起きの頭には心地よい。時刻表をパラパラとめくりながら、「塩山・鶴見・玉里の点と線-二階建鈍行列車殺人事件」などと推理小説のタイトルを思い浮かべている内に、いつしか眠り込んでしまったらしい。
「ナットー、ナットー」という売り声に目をさますと、普通電車は9:59水戸駅に時刻通りに到着した。JRの改札口をいったん出て、鹿島臨海鉄道のキップ売り場(もちろん自動券売機)でキップを買って、既にホームに入っていた大洗鹿島線の鹿島神宮、2両編成の電車の先頭車両に乗り込む。先頭車両の運転席の後ろに立つと、初めて訪れる土地の風景が後ろへ後ろへと飛んでいく、子供の時とこの感激は変わらない。
10:18に水戸駅を出た電車は、10:47に鹿島旭駅に到着した。
旭村役場ホームページ
降りたのは女子中学生が二人に男子中学生が一人、迎えの車と自転車に乗っていなくなってしまうと、無人駅の周りは誰もいない。店もない、何にもない。地図を見ながら歩き出す。田んぼとビニールハウス(メロン栽培)だけ、車もめったにとうらない。ビニールハウスに人影を見つけ、役場の道を聞くと正反対、同じ道を引き返し、役場に着いたのは12時近くになっていた。役場の建物は、どこかの結婚式場を思わせる。役場入り口に座って休んでいると、役場は休みなのに婚姻届をもって来たカップル、聞きもしないのに「休みでも届け出来るんですよね」と、なにがあるか分らないから、婚姻届は早く出しておいたほうがいい。
旭村に滞在すること約2時間、予定より一本遅れの13:21発鹿島臨海鉄道大洗鹿島線で大洋に向かい、約20分、13:42に大洋駅に到着した。
大洋村役場ホームページ
役場までは10分程で到着、この建物は少し古い。目立つのは、不動産屋さんとログハウス屋さん、田舎暮らしの看板も目につきます。何でも相談という張り紙に不動産屋さんにはいると、「釣りバカ日誌」のスズキさんこと三国連太郎を思わせるおじさんが現れる。トータルの田舎暮らしの説明ではなく、一件ごとの物件の説明に、これは長くなると退散する。
大洋村に滞在すること約1時間、14:51発の鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に乗り、新鉾田駅で下車、20分程あるいて鉾田駅に向かう。鉾田駅を15:26発の鹿島鉄道で、常陸小川駅に16:08到着した(予定よりは、40分位早い)。電車は一両編成のワンマン電車、窓を開け、新緑の風にあたり、ゆっくりと動く景色に、なにかほっとする。田植えの終わった水田、きらきら輝く霞ヶ浦の水面、遠くに見える筑波山とまだ残っている日本の景色である。
この駅には駅長さんが一人、役場の道を尋ねると「今日は休み、玉里村はなにもないよ」と、めげずに役場に向い、歩くこと30分で到着した。戻って来て、「何もなかったですね」と言うと「玉里村にはなにもないよ」との返事に、ほんとうに、何も書くことがありません。
玉里村役場ホームページ

玉里村に約1時間滞在して、17:21発の電車で石岡へ向かう。石岡着17:36、
ここで乗換えて常磐線で帰路につく。18:27石岡発、19:58日暮里に到着した。
東京からの帰路、鶴見に新装開店したバー「アリゲータ」に立ち寄ることにした。バーについたのは9時過ぎ、開店のお祝いと村探訪の話で2時間位過ごし、12時前には帰宅することが出来た。
村の印象が新鮮な内に記事の作成と思い、パソコンを立ち上げても、眠くて筆が進まない、いや、キーボードがちゃんと打てない、明日にすることにあっさりと決めて、寝ることにした。メールのチェックだけはと思い、受信箱を見ると、懐かしい人からのメールがある。高校の同級性で円百合(マドカユリ)という。他人のことに異常な興味を持ち、頭を突っ込んで来たがる、年齢と性格の持ち主である。
メールにはこう書かれていた。
「ご無沙汰でーす。お元気そうですね。今日はどうして無視したの?3時過ぎにコスモワールドの観覧車のところで声をかけたのに。いっしょにいた可愛い女の子は、お孫さん?それとも娘さん?仲良く腕をくんでいた若い女の人は誰?、お返事待ってまーす」
直ぐに返信する必要はない。とにかく、眠ることにしたが、眠れぬ内に目を覚ましたのは、22日(日)の昼過ぎになっていました。
まだ、ぼんやりしていると電話のベル、受話器をとると円百合からだ。
「メール見た?昨日いっしょにいたのは誰、奥さんに話してもいい?奥さんには黙っていてあげるから、今度、逢いましょう」
「人違いじゃないの?僕は、昨日の3時過ぎは鹿島鉄道で、茨城県の玉里村に向かっていたよ」
「ごまかしてもダメよ」
「僕には、ちゃんとアリバイがある。ブログ「日本の村から」を見ればわかるよ」
「ピンポーン、ピンポーン」階下玄関で鳴り、奥様がもうすぐ山登りから帰って来ます。
この記事には、事実と作り話が混っています。その区別はご覧になる方にお任せします。
ゴールデンウィークも終わり山も静かになってきた頃、甲武信岳登山道から少し入ったところの雑木林で、山菜採りにきた村の人が、人の骨らしきものを発見、塩山警察署捜査一課が駆けつけ、白骨死体を掘り出した。持ち物から身元は横浜市栄区の円百合と判明、死後4、5年経過していると推定された。回りには、百合の花が群生していたとの話、自分の居る場所を知らせたかったのでしょうか。平成22年5月22日、円百合が失踪してから、ちょうど5年が過ぎていました。
いよいよ、十津川警部の出番です。では、平成22年5月22日の「日本の村から」をお楽しみに!
冒頭のクイズの答えは、Aです(ヒントは大洋村にありました)。
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